バリアフリーな生活

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Sweden

スウェーデン

自然豊かな北欧の国スウェーデンは、とくに高齢者福祉が充実していることで世界的にも注目されています。街中や建物内などあちこちでバリアフリー設備を見かけます。すっかり人々の日常生活に根づいている、スウェーデンのバリアフリー事情を見ていくことにしましょう。

福祉国家・スウェーデン

スウェーデンの街

北欧で一番大きな国といわれているスウェーデンは、福祉国家としても知られています。 もし、生活していくために大切なものは何?と聞かれたら、どう答えますか?たぶん、ほとんどの人が“着るもの”“食べるもの”“住むところ”と答えるでしょう。同じ質問をスウェーデンの人たちにしてみると、“住むところ”“働くこと”“余暇”という答えが返ってきます。スウェーデンの人たちは、この3つがなければ人間らしい生活ができないと考えています。

ここで、“働くこと”に注目してみましょう。働くことそのものが生きがいで、それが一人ひとりの権利になっています。なので、“働けない”というのは、社会全体の問題になります。そこで、さまざまな制度や方法で、それを解決していくわけです。人間的な生活から外れそうな人がいると、その人をすくうためのネット(網)があって、その下にまたネットがあって…。これが、スウェーデンの福祉システムです。

バリアフリーの現状

スウェーデンには、建物のバリアフリーに関する法律は何もありません。ただ、建てるときに基準があって、ドアの幅やエレベーターの設置などが決められているのです。大型デパートやショッピングモール、市役所、美術館、図書館などは段差もなく、エレベーター、多目的トイレなどがありますし、市内を走るバスもほとんどノンステップバスで、バリアフリーになっています。また、スウェーデンには地域によって、古いお城の跡がたくさん残っていて、そこは観光地としても人気があります。そういったところにもエレベーターや昇降機がほとんどついています。一方で、個人の商店など小さなお店などは整備されていません。それは、どこの国も同じかもしれませんね。

学校

スウェーデンでは、車椅子やつえなどを使っている身体障がい児は、普通学校で学びます。知的障がいをもった子どもが通う学校は、中・軽度の知的障がい児が通うグルンド・セールスクールと呼ばれる学校と、自力で歩くことや排泄がむずかしい子ども、または重度・重複の障がいがあるためコミュニケーションをとるのがむずかしい子どもが通うトレーニングスクールといわれる学校の2つに分けられます。障がいのある子どもが普通学校で学ぶ場合、ふつう1学級に2人の先生がつくほかに、たとえば点字や手話ができる先生など、専門の先生がサポートに入ります。もちろん、スウェーデンの学校ではソフト面だけでなく、ハード面もバリアフリーになっています。スウェーデンは重度障がい児がいる学校には天井に移動のためのリフトがついていますし、多目的トイレなど基本的なバリアフリーもととのっています。

快適な住宅

住宅

スウェーデンでは、1900年代半ばにたくさんの老人ホームが建てられて、多くの高齢者たちが介護をうけてきました。けれど、1980年頃になると、やっぱり住み慣れた自宅で暮らすのが一番!と、みんながそう考えるようになりました。こうして1992年に、高齢者・障害者福祉医療制度を全面的に変えたエーデルリフォームが行われました。これで、高齢者や障害者の福祉医療の責任を市がもつようになりました。市では高齢者向けのいろんな機能つきの住宅を提供したり、住宅を改修するときには、無料またはたくさんの補助金を出して行います。スウェーデンの住宅は、ゆるやかな階段、幅の広い廊下、天井走行式リフトなど、使いやすいさまざまな機能がそなわっています。


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