バリアフリーな生活

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Denmark

デンマーク

スウェーデンと同じ北欧の国デンマークも、福祉国家といわれています。なかでも、高齢者向けの福祉が充実していて、もちろんバリアフリーの面でも見習いたい取り組みが多くあります。いい部分は、どんどんマネしていきたいですね。ここでは、デンマークの福祉・バリアフリーについて見ていきましょう。

デンマーク発!ノーマライゼーション

デンマーク

デンマークの紹介なしでは、バリアフリーの説明はできないといってもいいでしょう。バリアフリーのおおもとは、デンマークで始まったからです。「1959年法」という法律がデンマークでできたとき、その法律をつくるために力をつくしたのが、デンマークの社会運動家バンク-ミケルセン。彼がノーマライゼーションの考え方を発表しました。これは障がい者が社会のなかで、ほかの人たちと同じように生活していけるように、環境や条件をととのえていくという考え方で、バリアフリーの考え方のベースにもなっています。 次の項目では、バリアフリーの先進国ともいわれているデンマークの現状を紹介しましょう。日本との違いは、どんなところにあるのでしょうか。

バリアフリーの現状

もともとデンマークは平ら地なので、坂道などはほとんどありません。なので、高齢者や自転車に乗る人、車椅子の人、ベビーカーをおす人などはとくにどこに行くのにもラクなのではないでしょうか。道路はきちんと整備されていて、どこに行ってもマチ全体がきれいです。また、デンマークでは沿道にある建物のかべを利用して、自転車置き場をつくっています。そのため、日本ではよく見かける迷惑駐輪はあまり目にしません。道行く人のジャマにならず、これもバリアフリーのいい例でしょう。

さらに、デンマークの駅や空港などには、かならず階段とエレベーター、エスカレーターがセットになって整備されています。これらの階段、エレベーター、エスカレーターはたいてい同じ場所にあって、だれでも自由に手段をえらぶことができます。また、男女それぞれのトイレブースの中に、多目的トイレがあります。ですが、エレベーターのボタンや館内アナウンスなどの細かいところは使いにくいものが多いようです。

このほか、地下鉄や電車なども自転車が乗り入れOKのため、車内のスペースも広くなっています。車椅子もベビーカーも余裕で乗ることができます。ホームと車両との段差もなくて、乗り降りするときも安全です。なかには、ホームと車両の間の隙間をなくするためのステップが自動的にでてくる電車もあります。

学校

デンマークの学校では、障がいをもつ子どもは希望すれば普通学校で学ぶことができます。そのため学校内のバリアフリー設備もととのっています。日本のように子どもや親が希望しても、学校がバリアフリーになっていないからと入学を断られたりすることは、まずないでしょう。90度方向にドアが開くエレベーターをあとからつけるなど、バリアフリーな空間づくりのために、各学校でさまざまな工夫がほどこされています。もちろん普通学校以上にいろんな設備がそなわって、専門の先生がいる特別支援学校で学んでいる子どももいます。

無料の国?!

ここで、ある意味では心のバリアフリーにつながっていくようなことを紹介しましょう。デンマークではだれもが原則として無料で病気の治療を受けることができます。診察、入院、出産…まったくお金がかかりません。また、学費は大学まではすべて無料のため、子どもたちに平等な教育のチャンスが与えられています。さらに、高齢者福祉や年金制度も充実しています。治療費が高いから具合がわるくてもガマンする、授業料が払えないから進学をあきらめる、年をかさねて体が動かなくなってきたら自宅には住めない…そんな人たちがデンマークにはいません。制度をととのえたり、支払いを無料にすることで、みんなが同じだけのチャンスを手にすることができます。だた、こういうことができているのは、デンマークの人たち一人ひとりが払っている高い税金に支えられていることをおぼえておきましょう。


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